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恥骨結合離開で悩むママたちへ

【産後の恥骨結合離開】整骨院と整体院どっちがいい?

整骨院と整体院どちらがいい?サムネイル

出産後に歩けない状態になる恥骨結合離開。

安静にすることで徐々に歩ける状態になっていく症状ではありますが、人によっては恥骨結合部の痛みや歩きにくさが残る場合があります。そんな時に、整骨院や整体院に行くことで痛みが緩和されることがあります。今回は整骨院と整体院のどちらに行くべきかをまとめてみました。

 

 

整骨院・整体院の違い

整骨院では柔道整復師という国家資格者が施術をします。骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷)が健康保険扱いとなるため、こういった突発的な痛みを伴う症状がある場合は整骨院で保険適用内で治療を受けることが可能です。また、肩こり、腰痛、運動後の筋肉痛や慢性症状といった保険適用外の治療も自費治療として行っている施術所もあります。

恥骨結合離開は保険適用されるのか?

残念ながら、恥骨結合部の損傷は保険適用にならないため、実費での治療となるのが一般的です。しかしながら、身体の状態や整骨院によっては、保険適用内で施術できると判断される場合がありますが、同時期に整形外科で診察を受けている場合ははしご受診(※)となり、二重で保険適用はされないため注意が必要です。

 

※はしご受診:同じ時期に同じ症状を複数の医療機関で治療を受けること。

 

一方、整体院では、民間の資格を保有した整体師が施術をします。保険適用はされません。基本的には慢性疾患(肩こり、腰痛)やマッサージ、骨格矯正の施術がメインとなります。

 

整骨院と整体院どちらを受診するべきか?

もし産前から別の治療で既に通っている整骨院や整体院がある場合はそちらで施術してもらうのが望ましいですが、結論としてはどちらでも大丈夫です。

両者の大きな違いとして保険適用での治療が受けられるかどうかの違いがありますが、恥骨結合部の治療は基本的に保険適用外となります。

また、痛みの原因が恥骨結合の損傷であると分かっている場合、施術の内容としては整骨院でも整体院でも股関節周辺・骨盤周辺の筋肉に対する施術となることが一般的で、どちらの治療院に行っても施術内容に大差はありません。

既に通っている治療院がなく、今回始めて治療院に行く場合は、「産後の施術」を行っている治療院を選択すると安心です。

 

どのタイミングで整骨院・整体院に行くべき?

まず、産後の1カ月検診前の治療は断られるケースがあるため、整骨院・整体院へは1カ月検診後に行くようにしましょう。

また、産後すぐは恥骨結合部の損傷以外にもあらゆるダメージを負っていますので、まずは産後の身体の回復を優先し安静にしておくことが望ましいです。

その際には骨盤矯正ベルトなどで恥骨を締め、恥骨に負荷をかけないように過ごします。

 

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治療院ではどんな施術をするのか?

治療院の写真

恥骨結合は身体の深層にあるため、基本的には恥骨結合への施術というより股関節周辺や骨盤周辺の筋肉に対する施術となります。恥骨の痛みを和らげるために、関連する筋肉(薄筋、縫工筋、内定金、腹直筋、etc)を伸ばしたり左右のバランスを整えたりします。

なかなか痛みが改善されない場合は治療院でのケアを

産後1カ月安静にしていてもなかなか痛みが改善されなかったり歩けない状況が続く場合は、整骨院・整体院で施術を受けることで痛みが緩和する場合があります。

このとき、整骨院・整体院どちらを選んでも施術内容に大きな差はないため、通いやすさや費用、産後の施術ができる治療院を選ぶようにしましょう。